大きな力を持つがゆえの代償

清水戦の敗因は1つ「バレーを最後まで使ってしまったこと」これだけです。
彼が戻ってしまったことのよってこれまでの2,3試合にあったリズム感が消えてしまい
そのデメリットに見合うだけのパフォーマンスをバレーが発揮することができなかった。
負け惜しみになってしまうが、前半のあのフリーのヘディングシュートが決まっていれば
逆の結果になっていたと思う、本当にそれだけの差しかなかった内容ではありました。


監督本人も認めている通り、悪いバレーを前半で見切りを付けて播戸で仕切り直しをすれば
まだ分からないと思っていたが、やはり西野監督にそれをするだけの決断はできなかったですね。
これまでの17のゴール、そしてその大半がゲームの流れを決定するものになっていた実績
それを考えるとやはりバレーの持っているモノの可能性に賭けたんでしょう。
でも可能性が大きすぎるがゆえに悪いながらもチームメイトも彼に期待してボールを集めてしまうので
その周りのメンツをどれだけ入れ替えようとも結局は同じ結果になるわけです。


やっぱり残念でならなかったのは西野監督がここ最近にあった選手全員で生み出す「よい流れ」よりも
バレーやマグノの持つ「絶対的な力」を選んでしまった事かな。
大きな力ゆえに使いたくなるのも人間の性なのかなあ〜と、
達観したフリをして今日は終了。