王者の風格を見せつけた一戦

ＡＣＬグループリーグ最大の山場と言われていたアウェーＦＣソウル戦。
ガンバは主力２人を欠き寺田もアウトとギリギリの状態。
安田、下平のＳＢコンビでＫリーグ１と名高いＦＣソウルのサイド攻撃に対応できるのか…
不安いっぱいの中でキックオフとなりましたが、結果は

４−２

ガンバ大阪、よもやの圧勝です！
とにかく今日のガンバは粘り強かった。
相手の激しい当たりとパス回しで得意のポゼッションサッカーが出来ない状態でも
ラインを下げずに狭いエリアを維持しつつプレス合戦
奪ったら素早く前線へというショートカウンター作戦を徹底して行った。
去年までなら前線のパワー不足でキープすることすらままならない戦術だったが
今年はポストが出来るＪＪとスピードと運動量のあるレアンドロがいるおかげで
ただの縦ポンでも少し対応を間違えば致命傷になる怖さがある。
（山崎の１点目はまさにこの形だったし）
これまで散々やられたパターンをガンバと同じようなタイプのサッカーをするＦＣソウルに
やり返した訳だ、これがプラン通りなら西野監督は大した策士だな。

守備面でもカバーリング意識がしっかりしており
危険なゾーンに持ち込まれても相手をフリーにさせる事がほとんど無かったおかげもあってか
藤ヶ屋の神懸かりセーブを連発。
さらに驚いたのが懸念とされていたＳＢ安田が加地さんが取り憑いたかのような守備力を発揮
少ないながらも効果的な攻め上がりを見せていたし、これまで試合とは見違える内容でした。
もしかしたら右ＳＢをモノにしつつあるのかも？
左の下平もたて続けに攻め立てられ失点しましたが、そこから崩れる事なく守りきれたのは
今後に繋がる結果になったと思います。

今日のようなカウンターサッカーは「ガンバらしくない」と嫌う方もいるやもしれませんが
相手によってポゼッションとカウンターのスタイルを使い分けるというのが
今年のガンバサッカーの目指す「高み」ではないかと思わずにいられません。
前線のメンツのコンビも高まってきているし、フタや明神、加地が戻ってくれば
また違うサッカーも展開する事が出来るだろうし…
しかも、あの西野監督がターンオーバーをしっかりやっているあたりも怖いねｗ

今年のガンバは本当に強い！

のかもしれないｗ