足りないのは思いっ切りの良さ

本業多忙のため現地観戦出来なかったので関テレの録画中継にて観戦しました。
速報から想像していたほど悪い内容じゃ無かったけれど
攻守ともにキレの悪さを感じる試合でした。


攻めは密集地帯でも常にワントラップ入れてからパス出しをする
ディフェンスに優しいエコアタック。
そのワンパターンなテンポを変化をあたえる役割を担っているハズの二川もそのテンポでパス出すわけだから
そりゃまあ、見ている素人の僕にすら次にパスを出すタイミングが分かる始末。
崩している場面はどれもワンタッチか、大きな展開からの速い攻撃。
小刻みな中央突破を囮にしてコッチで決めるという狙いがあればいいのだけど
どうも偶発的に「そうなってしまった」だけのようでした。
今日はハッシーのクロスが奇跡的な精度だったのでもっと右サイドから放り込んでも
良かったんでないかな〜なんて思ってたんだけど、残念。


あと個人的にはJJとバンの使い方は逆じゃないかと思っています。
フタとバン、JJと佐々木がプレイスタイル的に噛み合うような気がするんですよね。
それにJJのフィジカルと冷静なメンタルは後半のゴリ押ししたい時に凄く効くんでないかと…


んで、今日の問題のディフェンス。
明神が後半20分あたりから完全に消えてしまっていたが
これを放置してしまったのが今日の敗因の一つでないかと思ってます。
倉田を入れてより攻撃的にするか、高木を入れてハッシーボランチの3バックにシフトするとか
今日ベンチメンバーでもイロイロやれたんじゃないかと思うのだけどなあ。
ケガ人を無理して出している以上、それくらいのシュミレーションはしてるはずだと思うのだけど^^;
でも一番ひどかったのは智。
2点目のカウンターの場面は「遅らせる」べきところを「取りに行った」のがまず間違い。
そして「取れない」と判断した時にカードを貰ってでも止めようとしなかった事。
これは3点目の時もそのように見えました。
確かにディフェンスは一つのミスがそのまま失点に直結する難しいポジションではありますが
それを差し引いてもここ数試合、致命的なミスが多過ぎるように感じます。
ガヤも「前がかりなり過ぎてる」と怒るまえに3点目の飛び出しの悪さを反省やね。


と、書いては見たもののガンバは元々攻撃をベースにしたスタイルなので
守備に関しての多少のポカはしょうがないかな?と思ってます。
ガンバはこのつたない守備力をカバーするために常に先手を取り続けることが大事な訳ですが
これが上手く回っていないのが今の連敗の根本的な原因だと思ってます。
そのためにも多少の精度は犠牲にしてでも攻撃のスピードをもっと上げて緩急をつける
それだけでも結構相手にとってイヤなチームだと思うんですよね、ガンバって。


金森社長の揺るぎない信頼もこれからの柏、大分、山形の下位3連戦を全て落とすような事があれば
さすがに対面的になにがしがの手を打たなければならない状況になってしまうでしょう。
それまでにどんな手でこの負のスパイラルを断ち切るのか、今後も生暖かく見守らせていただきます。
さてさて、今週末はどうなることやら。