ライバルの背中は遠く

マリノス戦、一言で表すと「小野裕二にやられた」という感じの試合でした。
ガンバはイグノ、平井、宇佐美と攻撃的なコマを並べて前半15分までは一方的な試合をしていましたが
マリノスDFの球際の強さに弾かれて攻めあぐねていると次第にガンバ側の運動量が低下し
試合は互角の状況となり前半は終了。
マリノスは攻守の切り替えの早さに小野がアクセントとなり危険な攻撃を何度か見せており
独特なステップフェイントで担当する智がチンチンされ(コレが効いたのか後半足がつって退場する事に…)
ルーコン無しのCKは攻守ともに不安を露呈と、ハーフタイムで何だかの手を打たなければ
後半はひっくり返される雰囲気がプンプンな状態で監督が打った手は


OUT:平井→IN:二川


という残念な交代。
「平井は疲れも出ていたので…」とコメントでしたが、それでも前半で代えられるほどではなかったし
イグノ、宇佐美との連携の確認、修正をして後半15分くらいまでは様子をみても良かったのでは?と思うのですが…
確かにトラップの技術、ポジショニングなどで同タイプのイグノに比べて見劣る部分がはっきりとわかる試合内容でしたが
それでももう少し我慢して使う事で成長を促さないといけないんじゃ無いのかなと感じずにはいられません。
んで、試合の方は結果として1TOPになった事で相手DFの狙い所が絞れてしまい
イグノは前半ほど効果的に攻撃に絡む事が出来なくなり、期待された2列目の動き出しも遠藤以外はパッとせず。
佐々木を投入して活性化をはかるものの右SBの加地さんの足も止まってしまい右サイドで孤立させてしまう有り様。
17歳の小野がロスタイムまで動きを止めなかったに比べると
このかつての黄金の中盤のメンバーの物足りなさはねえ…


そして智の故障交代で最後に切るはずだったJJのパワープレーも出来ずに
ロスタイムに中盤の安易なボールロストからのカウンターで失点、そのまま試合終了。
前節は浦和相手に年の功な底力を見せつけましたが、この試合は年相応に力負けてしまったという感じでした。
攻撃陣に気になるのは前半の猛攻を仕掛けていた時に最前列でボールを受けたFWが楔となって後ろに戻してシュート
という場面があまりにも多かった事。
確かに体勢のよい選手に預けるというのはセオリーではありますが、ワンパターンになるとこれほど楽な攻撃はないわけで
このあたりが相手の出足の良さに繋がっていたのでは無いかと感じます。
あとはサイド攻撃の際、ニアに走り込むようになったのは良い事ですが、ファーサイドのスペースに飛び込む選手が1人もいない。
この日も安田から出たクロスが逆サイドに抜けて何も無いというシーンが多かった
このあたりも橋本、明神、加持などが走り込める体勢になっていないと点には繋がりにくいように感じます。
安田の左足クロスの調子が良いだけにことさらモッタイナイ。


そんなこんなで首位とは12点、ピンクさんとは5点の勝ち点差がついてしまいました。
特にピンクさんは香川が抜けたあと家長を中心としたチーム作りに成功し、再開後は絶好調状態。
最低でも次のダービーまでには上に立っていなければと思っていたのですが差は開く一方です^^;
正直な所、キャンプを通じてのチームとしての上積みが未だによく見えないよ。
ワンワン会長が「あ、西野って言っちゃった」と口を滑らしても許せる気分になりつつあります。
コマッタモンダ^^;