相変わらずお別れ試合に弱いなあ

試合内容を語る以前に堅守速攻のチームに対して早い時間に失点すればこうなるよね
という典型的な試合でした。
監督いわく「安定して力が出せない」のはメンバーのチョイスにも問題があるのじゃなイカ
おそらくチームを離れるルーコンに頼らないサッカーをしたいのだろうけど
現在のFW、MFの陣容ではそれは無理というのは既に答えが出ていたと思ったのだけれど
(だからこそあの守備的3ボランチのシフトを選択したんじゃないの?)
ここに来て再び元黄金の中盤による構成をしいてきたのは
横浜に対する「DFレギュラーいねーし、連敗中だし湘南と同様、この面子でも楽勝」的な
監督の「上から目線」の現れだと感じています。
僕の勝手な見立てでは今のガンバのメンバーは前線にタメが作れるFWがいないと機能しないと思っていまして
(かろうじて個で打開できる宇佐美がなんとかなっている)
平井やイグノといったスピードタイプのFWに付いていけるMFがスタメンにいないので
どうしても援護がもらえないFWは数的不利な戦いをしいられているし
スペースも間延びしてくるので攻撃に絡めないMFは効果的な攻撃手段としてパスしか選択できずと
幅の狭い攻撃しか出来なくなっています。
その中でスピードに付いていける佐々木が機能的に働くのはある意味当然な事で
しかも最近の彼が投入される状況はルーコンがFWにいる事が多いという事も加えておきます。
今日の中盤の面子ならばルーコンをスタメンでいく事がもっとも効果的だし
一度内容を度外視して勝利を掴むという選択をしたのであれば、来期がどうだとかを考える前に
ブレる事なく勝ちに徹した采配を貫いて欲しいと思ってやまないです。


んで、そのガンバサッカーの核の一つといえたルーコンが今年いっぱいでガンバを去るわけで
その後釜的存在もいない現在、来期に向けて「失敗が許されない」補強が必要になってきます。
ルーコンのようにタメを作れるタイプなのか、それともムービングサッカーの要素を強める為に
さらにスピードに長けたタイプを獲ってくるのか(はっきりいって両方欲しいのだが)
来期のガンバサッカーの方向性と補強が同じ方向を向いて「チーム力強化」という結果を結実させて欲しいものです。


今日の試合後のインタビューを見る限りルーコンはブラジルでのオファーは受けていないらしく
天皇杯も出場していく予定のようです。
ブラジルでもサッカーを続けるのであれば絶対に年明け前に帰国しておいた方が良いに決まっているんだけど
それを承知で最後までガンバに付き合ってくれる、こんなにスンバらしい助っ人が今までいなかったよなあ
その気持に答えるためにも残り4試合、全部勝たないとね。