独断と偏見的なガンバ大阪イレブン通信簿

まあ、いろいろありましたが何も残ることがなかった残念な2006年をまとめる意味でも
(僕の気持ちの整理のためにも)
ガンバ大阪の各選手評価をしてみることにします。


GK:松代直樹 評価4
控えにいるときでも準備を怠らずに期待通りのパフォーマンスを見せてくれたのはとても心強く感じました。
しかしその反面、やはり代表クラスのキーパーと比べるとどうしても一回り力が落ちるのもまた事実。
圧倒的なフィジカルが無くても不動の代表の地位を維持している川口をお手本に
もう一回りの成長を期待したい。


GK:藤ヶ谷陽介 評価2
フィジカルだけなら代表も十分に狙える選手ではあるが、
一皮むききらないままここまできている印象を感じます。
どうして五輪の代表に残れなかったのか
札幌を離れてガンバ大阪に来たのは何故かをもう一度思い出して欲しい。
自分に足りないモノを考えるのはそれからのような気がする。


DF:シジクレイ 評価3
最後の体たらくは今年へ向けての一抹の不安を感じてしまいましたが
それまでは不動のDFとして頑張ってくれたと思ってます。
宮本抜きでもあなたがセンターに入ればひとまず安心なので、若手が育つまでもうひと頑張り頼みます。


DF:実好礼忠 評価3
最後の最後に存在感を見せてくれたのはさすがです。
でも、あなたを押しのけてレギュラーを奪ってくれる若手がいないのもまた残念ではあります。


DF:宮本恒靖 評価3
プレーの評価は可もなく不可も無くという感じでした。
いい意味でも悪い意味でも安定したプレーぶりを見せてくれました。
あなたがこれから積んでくる経験は必ずや未来のガンバの礎になるものと信じています。


DF:山口智 評価4
集中を欠いているかのようなプレーがかなり減り、安定したプレーぶりを見せてくれるようになりました。
釣男は不満でしょうがベストイレブンに値する活躍であったと思います。
個人的には左サイドバックとしての可能性がついに結実しつつあると思うのですが…
今年はセンターに専念でしょうな、残念。


DF:青木良太 評価2
前半戦はなかなかの活躍ぶりでしたが名古屋戦の失態、その後怪我で
(しかも運悪く加地も同じ時期に怪我で離脱)
西野と僕の評価は大暴落してしまいました。
今年は勝負の年、コレをモノにできないのならサッカーの人生設計を考え直した方がよいですぞ。


DF:加地亮 評価4
いろいろと言われていますが、いるといないではディフェンスの安定度が違います。
今年への課題は攻撃へのより効果的な貢献ですね。
いいクロスは時々上げていますがそれが決まらない原因をしっかりと究明してもう一工夫欲しいです。
また中に切れ込んでのミドルの精度も、来年はもっと枠に飛ばしてね。


MF:遠藤保仁 評価5
以前から薄々感づいていましたが、いなくなった時の展開力の低下は予想以上でした。
去年は課題の動きの質を高めてより広範囲に顔を出すようになったこともあるのでしょうな。
前半戦のプレーは見ていて味方ながら背筋が寒くなるくらいの凄みを感じました。
何故WCで1分もプレーできなかったのが今でも疑問です^^;
まずは体調を万全な状態に戻してより磨きをかけてほしい。
あと、そろそろ体を大事にしていない選手はガタがくるお年頃だからケアは怠りなきよう。


MF:フェルナンジーニョ 評価3
監督との間に何があったのかはわかりませんが、レンタルになったのはチームが能力を高く評価している表れ。
もう一回り大きく成長して帰ってきてくれることを望んでいます。


MF:二川孝広 評価3
ゴールへの意識が見ている側にも「初めて」感じられた年でした。
フタ的には精一杯気持ちを押し出したプレーかもしれませんが、個人的にはまだまだ足りません。
もっと自分からもプレーへの要求を出して質を高め合うできうるだけの努力をして欲しい。


MF:家長昭博 評価4
ちょっと甘いのかもしれませんねえ^^;
でも毎年、課題は少しづつですが確実にクリアーしていると感じます。
後半戦はマーカーが2人になったのもその証明。
しかし、ボールを持っていないときの動きにはまだまだつたなさを感じます。
加地さんのような持久力に任せて「全部上がって全部戻れ」とはいいませんが^^;
例え逆サイドでボールが展開していても状況次第では上がっていく位の思いっきりの良さ
もっと大きな視点での戦術眼を磨いて欲しいです。
それとせっかくの左利きなのですからフリーキックを蹴れるようになってほしいと思うのは贅沢かな?


MF:前田雅文 評価2
人の良さから西野の過大評価に苦しめられた一年ではありましたが
プロとしてサッカーで飯を食っていくんなら、それを逆に利用するくらいのしたたかさを見せてくれないと
怪我をする前の思いっきりの良いプレーが本来の姿だと思うのだが、それを再び見られる日がくるのだろうか?
はっきり言って考えすぎている感がする。
もっと自分本位にプレーしてもいいんじゃないかとヤキモキしてしまう。


MF:明神 評価3
開幕まではもっと評価が低かったのですが、フィットしてくると次第に代表クラスの実力を見せてくれました。
スペースへの動き出しの良さは攻守共に良いモノを見せてくれましたが、攻撃に関しては
「決めてやるんだ」という強さが無く、それが最後の精度の悪さになっているように感じます。


MF:寺田紳一 評価3
開幕直後の西野の一喝から思うと、よくここまで戻ってきたなと^^;思ってます。
プレーの思いっきりの良さがウリですが、厳しいことをいえば
それ以外の良さをまだ感じられない選手でもあります。
まずは自分の生きる道とは何かということをはっきりとさせてそれに向けてのスキルアップが必要です。


MF:橋本英郎 評価2
一昨年はMVPクラスの活躍ぶりでしたが、去年はプレースタイルのかぶる明神との争い、遠藤の離脱などの
環境の変化に振り回されて自分を見失ったように感じます。
遠藤の代わりは「出来ない」ということがわかったことが唯一の収穫かも^^;
ならば自分には何ができるのかをもう一度見直して磨き直して欲しいです。
個人的にはミドルシュートの半分は枠に飛ぶようにして欲しい。


FW:マグノアウベス 評価4
何かとアラウと比較されて厳しい評価をされてしまいますが、彼抜きでは今年のガンバはありません。
決定機を作り出すスキルに関してはおそらく歴代のFWの中でも一番だと思います。
でも今年は去年外した数の3分の1くらいでいいから決めてくださいね^^;


FW:播戸竜二 評価4
控えからのスタートながらキャリアハイの得点を記録。
天皇杯は失速した感じはありますが今年に関しては大きな貢献をしてくれたと思っています。
つたないながらも周りを使えるプレーも出来るようになってきたのも成長の証かも。
でも天皇杯で見せた体勢を崩されるとシュートの威力がガタ落ちする弱点の克服はしっかりと頼みます。


FW:中山悟 評価1
厳しいようですが、トップでは得点がすべて。
特に苦しい時に起用されるスーパーサブとしての必要な気持ちの強さを感じることができません。
それがFWとして途中起用される機会が減っている原因になっているように感じます。
フィジカルは抜群なモノを持っているだけに惜しい…
そういえば広島の森田はDFにコンバートされて我が道を見つけましたな…
中山も意外と適正があるかもしれませんね…^^;


ういっす、すっきりしました。
J開幕に向けて中澤獲得やら、バレーが来るかもなどそろそろ大きく動き出す時期になってきましたが
今年は良い年になるように万策を尽くして欲しいモノです。
もちろん西野監督もね。