涼宮ハルヒの消失のかんそう

ACL開幕を控えてガンバネタで盛り上がっていますが
それはさておきw劇場版涼宮ハルヒの感想です。


映画は涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの第4巻「涼宮ハルヒの消失」を映画化したもので
内容も原作を完全再現する形に構成されているので
キャラ紹介や舞台説明は一切ない一見さんお断りの内容です。
アニメ映画特有の敷居の高い映画となっていますが
それさえクリアーしていればかなり完成度の高い映画として楽しめる内容になっていました。
長門の壮大なスケールで展開されるキョンへのプロポーズは見ていて本当に切なくさせてくれます。
タイトルは「涼宮ハルヒ」ですが今回のお話は完全に長門のお話しでしたね。
2時間40分の尺の長い映画でしたが中盤以降の展開がテンポよく進んでいくので
最後までダレることなく楽しめます。


気になる点といえば
背景美術もリアルすぎて写真取り込みか?と思ってしまうシーンもチラホラあって
その影響でアニメ動画とのイメージの離反が起きてしまい逆にチープに見えてしまう事があった点。
それと、これはアニメの第2期から感じていたのですが
制作の京都アニメーションが担当していた「けいおん」の絵のタッチが残ってしまっている事。
(とくにハルヒは唯に見えてしょうがない)
これに関しては第一期から総作監を担当していた方がスタッフがいただけに残念でした。
まあ、これは贅沢レベルの注文ですけどねw


このシリーズが盛り上がっていた2006年当時は
よくある学園ライトノベルの一種だと思い全くノンチェックだったのですが
去年のTVの第二期放送で改めて見てみると…面白いんですなw
基本はドタバタコメディですが、結構しっかりとしたSFテイストをベースとした
お話に仕上がっていてなかなかに骨太な内容に仕上がっていて
「食わず嫌いはよくない」とこの手のライトノベルに対しての認識を新たにしました。