旅の終わりそしてはじまり

気分を落ち着けようとベランダに出たらいつのまにか雨が降ってました。
まさに涙雨、そういや02年のトルコ戦も雨が降ってたましたな…(仙台だけど)


やっぱりトーナメントに上がってくるチームは強かったし
日本はそれを乗り越えるだけの底力が足りなかった。
川島のビックセーブと相手の決定力の弱さに助けられてなんとかPK戦にこぎつけたけれど
あの場面の5人に駒野がいた時点で今回の代表の層の薄さを見せつけられた気がします。
もちろん駒野個人に問題があるのでは無く、PK戦では点を取ることを仕事にするFWが
自信を持って出て行く懐の深さが無いとダメなんだろうな…なんて思ってます。
このへんはJリーグの試合前のシュート練習などに見られる日本人選手と外国人の
シュート技術や練習に対する意識の違いなどから来てるのかもしれませんね。
(とくにパラグアイは3本目あたりから川島のクセを見抜いたのか完全にタイミングを外した蹴り方をしていた
 あの緊張する場面でそんな機転が効く所がやはり積み上げてきた歴史の違いなのかと感じさせられます)
 

十分に楽しめた日本代表でしたが、うやむやのうちに決まったオシム監督就任、
オシムが倒れたあとの監督人事や直前までブレまくった選手起用
本当に今回の23人が戦術にあった選手選考だったのか?等々、反省すべき点をうやむやにせずに
次の4年はきちんとしたビジョンあるチーム作りが出来る監督を招聘していただきたいものです。
それをクリアーした時こそベスト16の向こうへたどり着けるんじゃないかと思います。
日本の黄金世代もおそらく今大会が最後でしょうし、大きな世代交代が行われるこれからの4年。
少なからず追い風が吹いたJリーグ、そして所属する選手たちがどのように成長して
明日の日本を代表するチームを形作っていくのか楽しみに見守って行きたいと思います。


サッカー日本代表選手ならびに関係者の皆さまへおつかれさまでした。
そしてこの幸福をありがとう。