CEDEC2010のかんそう

3日ほど横浜で開催されていましたゲーム業界向けカンファレンスのCEDEC2010に行ってきました。
まだ会社用の報告書すらロクに書けていない状態なので気になった所のみ箇条書きします。


・今回FF14のモデルセッションを担当した方、ミコッテとハイランダーをプッシュし過ぎ。
 最後の「ハイランダーはルガディンより強く見えるように心がけてデザインした」には驚愕。
 つまり14のルガディンは癒し系でガンガレという事かw


・FF14のモーションセッションにて、ミコッテのしっぽの動きは専用ツールまで作ってそれらしい動きにしているそうな
 このミコッテの愛されっぷりに嫉妬。


・2日目の瀬名秀明の基調講演は酷かった。
 内容の半分が自身の旅行自慢で最後の大ネタであったはずのクイズの答えは「僕の本にあるので買ってね」
 金払って話聞きに来てる人間をバカにしてんのかって内容。
 デビュー作以来パッとしない理由が分かった気がした。


アンジェリークのキャラデザインセッションはもう少し聞きたい事があったので
 講演後に軽く質問しに行こうかと思ったのだが
 終了直後に講師の周りに多数の女性参加者が取り巻いてしまい、さすがにその中に入る出来ず^^;


・プロの現場で働くデザイナーのPhotoshopのワークフローは興味深かった。
 極力レイヤーを多用しない作画の仕方ってこれまであまり目にした事が無かったので
 高解像度の作画動画とあわせてすんごい参考になった。
 絵の実力はお三方甲乙つけがたいものがありましたが、Photoshopを使いこなしているという意味では
 バンナムの方が一番上手くCGを描けていたように感じた。
 このバージョンの動画、特典DVDに付かないかなぁ…


アイマス2の映像は開発者の熱意は伝わってきたが、正直それほど1との差は感じなかった。
 同じ現場の人間として苦労があまり報われていないので難しい問題だなぁ。


それと当日参加してたのでよくわかってないのだけれど
今回はニコ動に専用チャンネルを設けて一部のセッションをストリーミング中継をしていたとか
こう言ってはなんだけど無料でも見られる動画サイトに中継を垂れ流すのであれば
高い金払って現地で講演を聞きにきている人に対して「録音や撮影は禁止です」というのはちょっとおかしいように感じる。
発売前のタイトルの画像とかもあるので動画の無条件撮影は無理にしても
(それでも上映前にここは撮影NGですと言えば済む)
録音くらいはさせてくれてもいいように思うのだけどね。
あと、例年にくらべて今年の基調講演は低調だったなあ、昨年の富野由悠、堀井雄二が強過ぎたことをさっ引いても
僕が観た中では最低な内容だった。


でもセッションの内容に関しては従来の3DCGモデル技術に特化したものからCGモーションや2D作画技術
企画&プロデュースにいたるまで幅広い内容を扱うようになったので結構満足しました。
ただし枠を増やした分、1枠の時間が短くなったので広く浅い内容に終始していて
技術交流の場としてどうなのかな?という気もします。
個人的には情報収集のキッカケとして「ここから先は自分で勉強しろ」という場なのだと思っていますけどね。