好事魔多し

そんな言葉を形にしたような試合でした。
後半開始直後から勝負をかけてきた山形に逆にペースを握られ危ない場面が続いていた中
流れるようなパス回しから平井が7試合ぶりのゴール。


ペースを上げていた山形はせいぜい持って15分と思っていた矢先の先制ゴール。
しかもこれで山形は攻めに出てこざろうえない
「勝ったな…」
なんて立木文彦風に思ったのが良くなかったか、ここから山形が底力を見せる。
高木のヘディングの空振りのこぼれ球を決められて同点。
プレスのかかっていない状態にもかかわらず
なんとかの一つ覚えでバカ高いラインを引き続けた揚げ句、二列目の飛び出しから裏を取れて逆転。
この他にも長谷川にDFのボール回しの球をかっさらわれるなど散々な出来の選手もいましたが
自分達がペースを握っていた中で失点したにもかかわらず
そこからもう一踏ん張りできた山形を褒めるべきなのかもしれません。


これまでの守備的なチームに対するガンバの勝ちパターンって
このような形で先制点とって前に出てきたところで返り討ちというのが定石だっただけに
あまりにもキレイな形で取ってしまった平井の1点で悪い意味で「勝てる」と
チーム全体が軽く弛緩しまったんじゃないだろうか?
「しめた」と思った瞬間が一番隙が出来やすいというのをどこかの漫画で見た気がしますが
まさにそんな感じ。
武井の中盤での有効性は高まってきているし、平井も珍しく少ない決定機をキッチリ決めた。
1人を除いてそんなに悪く無い内容だっただけに痛い敗戦になってしまいました。
これで再び4位に戻ってしまいましたが幸い次週は天皇杯、栃木FCには悪いけど
この敗戦を忘れるほどの快勝で仕切り直しをしたい所ですね。