ガンバユースのこれから

以前から予定になっていたユースの選手寮が来年から運営を開始し
それと同時に追手門学院高と提携、練習時間の繰り上げなどここにきてユースが大きく動いてきました。
これまでガンバユースは関西の名門ユースチームとして多くのJリーガーを育成し
現在もユースの最高傑作と言われる宇佐美が18歳にしてチームの主力として活躍しています。
しかしながらその宇佐美と共にジュニアユース時代を席巻し黄金世代とまで言われた92年組は
ユースに進んでから伸び悩み、昨年は屈辱の関西2部への降格なども経験し
結果、この世代からのトップ昇格は大森1人のみという寂しい結果となりました。


また次代を担う高1世代はGKの180cmが最高身長とサッカーは体格だけのスポーツではないとはいえ
物足りないメンバーといわざろう得ない状況。
そして以前は1世代につき2人程度選出されていたユース年代の代表も近年ほとんど選出されておらず
入れ替わるようにこれまでガンバの後塵を拝してたサンガ、セレッソヴィッセルから多くのメンバーが
世代別代表に選出されるようになってきました。
(今年は2部リーグが主戦場だったからしょうがないのかもしれないが)
そしてトップはここにきて新加入選手の獲得先を大卒中心に方向転換してきているようです。


以上の現状をみるにガンバユースの名門としてのブランドは
過去のものになりつつあるのではないかと感じずにいられません。


来年からはじまる改革でユースがどのように変わっていくのか
このまま流れを変えられずに過去の名門となってしまうのか
再び関西を代表する強豪ユースとしての地位に返り咲く事ができるのか
そのためにもガンバユースの土台を造った上野山さんの貯金はもう使い果たした現状をしっかりと認識し
新しい体勢のもとでより魅力的な育成環境を築き上げる創意工夫が必要でしょう。
島田監督はもちろんフロントのお手並み次第というところでしょうか。
転換期を迎えたガンバユースのこれからを興味深く見守っていきたいと思います。