れいの法案が可決しちゃいました

本日12月13日、東京都議会にて「青少年健全育成条例改正案」が可決されてしまいました。
この法案は未成年が表現が行き過ぎた創作物の悪影響を受けないよう販売や流通を規制しようというもの。
簡単に記してしまえばたいそう立派な内容だけど、問題はその判断基準がとてもあいまいだということ
6月に否決された時は「非実在青少年の性的表現」という「しずかちゃんのお風呂シーン」も規制対象になりうる
トンデモ基準を持ち出してきたのだけど
今回出してきたのは「実写や小説を除く創作物による性的表現」という更に訳のわからない基準を持ち出してきて
更にタチの悪い事に一見ご立派な法案をエサにPTAを丸め込んで
前回反対派に回った民主党議員に圧力をかけて賛成派に寝返らせるという手段で今回は可決とあいなりました。
当然、出版をはじめとする業界側は自身を完全に無視したこの法案の可決に難色をしめし
来年開催される「東京アニメフェスティバル」において出版大手10社が参加を取りやめるという一大事に発展しております。


そもそも「創作物の性的表現が性犯罪に与える影響」なんてなんの実証もなされてないのに
弁論では「妄想する事すら犯罪」ともとれる乱暴な内容。
それに今回の「実写や小説」を除くという根拠も全く持って意味不明で
都知事が昔、監禁モノの小説を書いていたからこれを回避する為としか思えない)
近親相姦評現もどこまでが規制対象になるのかがハッキリしておらず
その気になれば「兄が恥ずかしそうに妹の手を引いた」という表現があるだけでアウトにもできる。
そもそも小説とマンガの線引きってどこでやるのよ?
オレなら冒頭と巻末に1ページだけ1行文字を入れて残り数百ページは「挿し絵」という「小説」を作るなw


この他にもこの法案の発起人が元鹿児島県警のキャリア官僚で
その当時におきた志布志事件にも深くかかわっているといわれる人物。
もう一人は旦那さんがT○S勤務と噂される人物と(それで実写は規制対象外なわけですね)
小説なら絶対に無いほどのわかりやすい黒さっぷり^^;
15日の本会議で採択され晴れて成立となってしまうこの法案、果たしてどうなる事やら。


この問題に関しては山里亮太がJUNKで珍しく真面目に取り扱っていたのだけど
その時のコメントで
「これって若い時にさんざんエロいものを見てきて今はもう見ていない世代の人間が判断を下すんだよね」
「それってなんか卑怯じゃね?」
というのがとても的を得ていて思わずニヤリとしてしまったなw
やまちゃんもいいこと言うじゃん。