控え組の意地が観たかった

岐阜戦の大量得点の勢いのままに圧倒的なポゼッションで相手ゴールに襲いかかったのも試合開始10分まで
前がかりなったガンバの隙をついた千葉の最初のカウンターにスピードが持ち味の藤春が振り切られまさかの失点。
先取点で勢いがつく千葉に対し攻撃的な姿勢を貫くガンバでしたが連戦やコンフェデの疲れが見える
ベテラン勢のコンディションが良くないのか運動量が徐々に低下。
加地の軽い対応から右サイドを突破され大塚がお約束のお礼参り弾で追加点をもぎ取る。
後半は中央を固める千葉の守備態勢に中で勝負するタイプの阿部やパウがドハマりし
サイド攻撃はSBに丸投げ状態なうえに、二川のガス欠で攻撃が完全に停滞。
この状況を打破するべくフレッシュな若手メンバーを投入するも攻撃の活性化はかなわず
セットプレイから智にトドメのお礼参りヘッドを叩き込まれジ・エンド。


まさに「ぐうの音も出ない完敗」


しかしながら前半10分までの攻撃の迫力はJ1でも十分通用するほどの迫力だったのは間違いないし
個人的にはこの時間帯での平井やパウのシュートが入っていればこのスコアが逆になっていても不思議ではなかったと思っています。
取るべき時に取れなかったガンバに、相手はファーストチャンスを確実にモノにした
去年散々見せつけられてきたこの展開は、まだまだガンバの守備意識のレベルが本物では無いということの証明でしょう。
緩みかけた意識を再度締め上げるにはこの敗戦はある意味良いきっかけだったと思ってます。
岐阜戦での大勝でウヤムヤになっていたけれど今のガンバは絶対的なエースFWとセカンドエースがいない危機的状況なわけで
それならば面白いかどうかは二の次にして、この状況で勝利できるサッカーにいったんシフトして行く必要があるのかもしれません。
悪くなりかけた流れを止めて20日の首位攻防戦に向けて万全の戦闘態勢を整えられるかどうか
試合後に見せた長谷川監督の笑顔に期待です。
ある意味すげー怖かったw