ここからが監督力のみせどころ

この日も現地入りできずネット観戦となりましたが、おおかたのガンバサポが危惧していた
サイドチェンジを使った速い攻撃でルーズになった所に一斉に飛び込むという
ガンバのスライドDFの弱点を見事に突いた攻撃で2点をかっさらっていきました。
「上位対決だけに引き締めていきたい」とコメントはしていたものの
1失点目のダイレクトの折り返しを全く想定していなかった戻りの遅さや
決勝点のボールロスト後にカバーする人がいないのに博打スライディングを敢行した判断の悪さ
個人的には運動量よりもプレイの正確性や意思疎通において相手に負けていたのが残念でなりません。
こう言ってはなんですが「相手を舐めていた」と思われてもしょうがないほどのクオリティの低い内容だったと思います。
相手にとってすれば「こんなはずでは…」と思ってギクシャク自滅していく格上の相手を見て
内心笑いが止らなかったと思いますよ、そりゃあの運動量を90分持続させられますよね。


この試合で特に目に付いてしまった内田だが自分が背負う27番を付ける時に誓ったであろう気持をもう一度思い起こして
自分に目標に必要なもの足りないものをもう一度整理して欲しいと思ってます。
君のすることは遠藤のご機嫌を伺いながら事なかれ主義でプレイする事ではないと思いますよ。
長谷川監督もこの試合で見えた個々の選手の調子やメンタル、戦術との整合性をしっかりと把握して
例え結果を出してきた実績があろうとも、それに見合わない状態の選手は一度外して様子をみるという英断を下す時期が来ているかもしれませんね。
SULもフタ&FW2人が大爆発したようですし、天皇杯という絶好の真剣勝負の場があるわけですから
監督の目指す方向とそれに選手がどう応えようとしているのか見せてもらうとします。
今年の天皇杯は「くくる」ぐらいは出店して欲しいな…