FWよりFWらしい動きが出来るマスターオブガンバ

メンバー表を見た時には一瞬目を疑いましたが、現状FW陣の不甲斐なさ
攻撃の軸となる宇佐美のへの負担を軽くするという意味では悪くは無い布陣でした。
今野と内田のボランチコンビも初めてにしてはまずまずの出来。
広範囲をカバーする今野の守備力も活きてきますし内田の独り立ちを考える意味でも
遠藤に頼らず自分でゲームメイク出来るようになってくれる事を願っております。
残念ながらこの日は痺れをきらした遠藤に何度かお尻を拭かれてましたが…
早くオムツが取れるといいですね^^;


本職と見まごうくらいに巧みなポジショニングでFWの仕事を飄々とこなす遠藤を見るに
オシム曰く「サッカーは頭でやるスポーツ」を日本で一番体現しているのはこの選手だなぁと再認識。
1本トンでもないやらかしパスはしましたが…(その後まったく動揺した様子を見せないのも凄かったが)
前線での起点作りに加えて中盤の流れが悪いとみるやボランチの加勢に入ったりと
やり手の執事のごとく気の利いたプレイを見せてくれました。
大森の童貞の呪いが無ければもっとワンサイドのゲームになっていたでしょうが
大量得点の後はいい事があったためしが無いので「これでいいのだ」という事で勝手に納得しております。
いい事ずくめのこの新布陣ですが、苦しい状況から編み出された奇策には違いないわけで
控えに甘んじているFWの方々はこうなってしまった状況をもっと重く受け止めて欲しいと感じてます。
ある意味「戦力外」に近い判定を突きつけられたようなモノですしね。


直接的な原因では無いとはいえ失点に絡んでしまった西野が消極的にならずに
あえて「オレが取り返してやる」とオーバーラップしていったのは圧巻でしたね。
しかもそこに加地さんからの年イチの絶品クロスが来るんですから!まさに奇跡w
チームの状況、試合の展開、そして西野自身の成長と色々と詰まったこのゴール
現時点での今季ベストゴールはこれかなと思っております。


ようやくチームが上向きになってきた感はあるものの、相手は19位のチーム
この布陣を続けるのかは分からないが、ガンバの復調が本物かどうかは次節の徳島戦を見てみないと
判断しかねるところです。
ただ一つ確かなことは後座のユースの方が多少雑ながらも、良く走るスピード感溢れるサッカーをしていたという事。
今年こそは年末の長居で頂点を極めて欲しいですね。