1年の上積みを証明して見せた勝負強さ

雨の試合はガンバ有利とよく言われるけれど、それはあくまでも万博のような水はけのよいピッチでのお話。
試合の行われた西京極はむしろ過去何度も田んぼサッカーが繰り広げられたところだけに
これ以上雨足が強くならないようにTVの向こうから祈っておりました。
しかしこんな水はけの悪いホームでパス主体の戦術サッカーをモットーとする大木を監督に据えたよなぁ…
試合は涼しくなって復活してきた京都の鬼プレス対ガンバのブロック守備が相対するという
矛盾ならぬ盾でどつき合いをしているかのような玄人限定の渋い試合となりました。
相手のプレッシャーに圧されてか宇佐美も決定機を2度も外し、京都の攻撃もこのところ安定感を見せる
藤ヶ谷の好セーブで救われるという、なんだか喜んでいいのか微妙な空気が漂っていましたが
藤春の宛先不明のクロスに相手GKとDFが交錯、さらにこぼれ球がオーバーラップしてきた今野の目の前に転がる
幸運なゴールでガンバが先制。
先制点で吹っ切れたのか京都のプレスがさらに激しさを増し圧倒されるも、ガンバも粘り強い守備で寸前の所で凌ぐ
一見、開幕戦と同様に相手に主導権を握られていたが、違う所は最後まで失点を許さなかった所。
これは幸運でも何でもなく、チーム全員の守備意識の高さが生んだ
ガンバ大阪がこの1年で手に入れる事が出来た力だと思いたい。
そして京都に疲れが見え始めた後半40分に「これで決めなきゃ一生童貞卒業は無理!」
といっても過言じゃないくらいの超決定機から大森がプロ入り初ゴールを(ようやく)決めて京都にトドメを刺した。
前節もそうだったが、後半の佐藤投入によるギアチェンジはかなり効果的で
この日もチェイスにポストプレイにと往年のルーコンを思わせるような頼もしいプレイを連発していました。
マジで前田いらんかもしれんわこれは。


幸運にも神戸が負けJ2とは言えホーム最終戦で自力で優勝決定ができるという
夢のようなおぜん立てが整いました。
代表で遠藤と今野が拉致られ、宇佐美の相方が誰になるのかとても興味深い所ですが
まずは晴れてくれることが第一優先でしょうかw
もう雨の試合観戦はノーサンキューです^^;