シュートを撃たなきゃ勝てんわな

仙台戦は高血圧の人が昇天しかねないほどの塩分濃度の高い試合でしたが
見方を変えればボコボコに殴られてはいるものの試合を重ねるに連れて危ないと感じる場面は少なくなって来ていると感じてます。
対戦相手のチームの力関係から言ったら当たり前の事なのかもしれないが…
それでも藤ヶ谷だったらどうだっただろうか?と感じるシュートも2本くらいあったので
東口獲得の大きさを改めてしみじみと感じています。
攻撃を見ているとやっぱり連携不足というか、全体に咬みあっていない。
だから鉄板である左サイドの縦の突破一本しか手がなく、相手からみればソコさえ気を付けておけば大丈夫というのが
悔しいながら今のガンバの現状です。
「ミドル撃てや」なんて声も聞かれますが、ゴール前のスペースを空けてくれる動きがあまりに少ないので
撃ちたくたくとも撃てない」というのが本当の所ではないでしょうか?
これから4月にかけて神戸、広島、鳥栖とあまり相性の良くない相手との対戦が立て続けに組まれているので
この壁が本当に鉄で出来ているどうか分かってくると思われます。


さて、先週の話題の渦中にあったレッズサポの問題ですが
素行の悪さには定評のあるガンバのコアサポに方々にも「明日は我が身」と心に刻んで頂きたいなと思わずにいられません。
無観客1試合は甘いとの意見もありますが、クラブ側の入場料やグッズやフード系の売り上げ
総入場者数の減少に伴うスポンサー収入の減額、最悪撤退も考慮に入れると金額的損害は軽く1億を超える。
リーグ側の通達している「周辺敷地へのサポーターの立ち入りの制限」を実践すれば
警備員は試合を行うのと同等以上の人数を用意しなければいけないのでさらに人件費はかさむ。
これに加えて当面の間アウェー試合での浦和サポの監視の為の人件費も余計に発生するし
もちろん金額には表れない信用面の損害も大変なものがある。
やった側としては悪乗りの延長線上程度にしか考えていなかったのかもしれないが
近年のサッカー界でこの手の差別的行為をした時の事の重大性をもっと真剣に認識していれば
少なくとも試合終了まで掲示されたままという事にはなっていなかったと思います。
なにせドキュメンタリー映画まで作ってもらったくらいにアジア屈指のステータスをもっていた浦和レッズと熱狂的なサポーターという
ブランドイメージが瓦解しかねない状況になってしまっている訳だからね。
下手をすれば国内外でのJリーグ全体のイメージ低下にも繋がりかねない、
海外進出をもくろんでいるリーグ側としては「事なかれ的な反省」では許してくれないのも当然だといえる。
浦和側としては禊として、クラブとコアサポとのなあなあな関係を一新して
今年中日ドラゴンズが球場内の治安回復のために実践した応援団の主要メンバーの登録制などを行い
コアサポを中心とした各々が責任を持った判断と行動をとる自浄能力のある体制作りをしてかなくては信用回復は難しいように感じます。
「それでは息苦しい、所詮は娯楽なのだからノビノビ応援させて欲しい」といういう見解ももっともだが
ノビノビとやらせていた結果が一部とは言え素行の悪い人間を野放しにする環境を作っていたのは事実なのだから
下手な自己弁護をせずに本来の応援とは何かと各々が考えていく時なんじゃないかと思ってます。


この事件に関連して少し話題になったガンバサポがダービーで行う「ブタコール」についてですが
あくまでも個人的見解では「ギリギリセーフ」だとは思っています。
(人種差別ではないという意味合いであってコールそのものを全肯定している訳ではないすよ)
相手を揶揄する行為に関しての反応が過敏になっている現状としては、余計なトラブルを招きかねないので
ほとぼりが冷めるまでは止めておいた方がいいんじゃないかなぁ…


きっと平常運転でやるんだろうけど^^;