清水の若者よこれがプロレスサッカーだ

開始15分で2点リードしたのもつかの間、10分も経たないうちに同点と、まるでJ2時代のガンバを見るようでしたが
緩みかけた気持を締め直しパトリック大作戦のゴリ押しで前半終了直前に3点目を獲ると
後半は12人目の選手のクロスバーが宇佐美の3点目を招き入れ、高木のシュートをはじき出す大活躍。
というのは冗談ですが、5点目は今や紅白の和田アキ子のような存在感でトリを務める必殺仕上げ人リンスが
きっちりトドメを刺し、良くも悪くもガンバの魅力をこれでもかというくらい濃縮させた一戦でした。


やっぱりこういうグダグダの試合って嫌いじゃないわw


選手からすれば「大事な試合」と気持ではわかっていても
リーグ終盤での連戦で疲れが溜まってきている状況での東京遠征、天気は雨、中2日後には大事な試合がひかえ
相手はリーグ優先で主力メンバーを落としてきている等々…集中するには難しい状況の中で
開始早々に2点取れてしまって気が緩んでしまうのはしょうがない気もします。
しかし清水は心折れる事なく、その緩みにしっかりつけこんで同点にしてくれたのは
ガンバの選手達の気持を引き締める上でもよい発破になったんじゃないかと思ってます。
宇佐美に久しぶりの得点もあったし、疲れがたまっている岩下やジェソクを休ませてた上でのこの結果な訳で
不満どころか清水の選手に「ありがとうございました!」と言ってしまいそうになるくらいですw
お久しぶりのスタメンとなった藤春の出来がよろしくありませんでしたが
「あれは土曜日に向けてのよい慣らし運転になっていたのね」と言わせてくれるためのフラグだと思っています。
どうか気持ちよく土下座させてください。


でも日本サッカー協会&Jリーグはリーグ残り2節という大事な時期に天皇杯セミファイナルをぶち込むという
強行日程を強いた事、1ヶ月もあったのに誰も得をしない開催地を変更しなかったなど改善してもらわないと困る事が山積みです。
バスケのように対立されるのは問題外ですが、横の繋がりがまったく感じられないというのも「なんだかな」と思います。
ナビスコやACL、CWC等年末にファイナルを迎える大会がこれだけあるのにスーパーリーグ(笑)とか本当にやれんの?
今年の日程にしたって2008年のガンバだったら天皇杯決勝とCWCがバッティングする事になってた訳だし
こんな状況で「ACLを獲るために協力は惜しんでいない」と言われてもね…
プロリーグである以上お金稼ぎは大事だけど目先の小金に吊られて大事な所が色々とおろそかになってる気がしますね。


ともあれ、あれだけあった試金石も残り3つとなり次の試合はいよいよホーム最終戦となりました。
僕個人としてもリーグのラスト2戦は特別な試合となりそうなので、全力でチームをサポートしたいと思います。
そして神戸戦の結果がどうなろうとも徳島戦も行く予定です。
1シーズン制での「真の三冠」は当分誰も達成する事は出来ませんから、是非この目で焼き付けたいモノです。